あぁ!!やっとかかったのに何で・・・!!
渓流ルアーフィッシングをやっていると幾度となくこんな思いをします。これが尺越えの岩魚だったらそのシーズンはずっと後悔しっぱなしで、釣行に行くたびにその時を思い出します。
私は渓流を始めたばかりの頃、本当にバラシをよく経験しており、一緒に行く相方がONE PEACEを当時読んでいたこともあり、『バラシ王』と呼ばれていたぐらいです。
『俺はバラシ王になるんだ!!』って方は読み飛ばしてください。
【こんな初心者の方にお勧めの記事です】 ・折角釣れるようになってきたけれども、1回の釣行で絶対に1回はバラシてしまう。 ・なんでー-----!!って一回でも心の底から後悔した事がある方 ・これから、尺を釣ってみたい!!って考えている方(初尺でバラシは渓流やめたくなります)
爆釣している時は多少ばらしても笑っていられるのですが、爆釣なんて私のフィールドでは年に1回あればいいとこです。
数少ないヒットの中でのバラしは精神的にも体力的にダメージが大きく、今でもそのダメージは変わらないです
渓流ルアーを始めて半年ぐらい経過した時、ワンピース的に言うと絶賛『バラシ王』の時に明らかに尺サイズの岩魚をバラシてしまい、勉強して原因と対策を考え、大きくバラシ数を減少させた方法をお伝えします
バラしの原因はいろんな考え方がありますが、初心者の方でも実践できて、私が圧倒的にバラシを減少させた方法です。なんだそんな事か、って感じですが理屈と一緒に合わせて理解してもらえると、自分なりの理論が見つかるかもしれません。
そしたら、また教えてください
まだ、バラシを考える程、釣果が伸びてないって方はこちらの記事を読んでみてください。参考になるかもしれません。
バラシを減らす具体的な方法(結論)
最初に結論から書いてしまいます。初心者の方が渓流ルアー釣りでバラシを減らす方法は
早く巻く!!
自分が思っているよりも、早く巻く
以上です。
初心者の方というのがポイントですので、ベテランの方向けではないのでご容赦ください。
よく、最近は初心者の方を連れて釣行に行くのですが正直巻くのが遅いです。これには釣りのイメージに原因がありまして、釣りは魚とやり取りをして釣り上げるものとイメージで思っている方が多いです。
大げさに言うとこんなイメージです。一度下の動画を見てみてください。釣りに少なからずこんなイメージが無いですか?魚が引いている時は耐える、無理に巻かないみたいな釣り方のイメージ無いですか?
早く巻くと、ラインが切れちゃいそうで怖いです
平均サイズの岩魚、山女、アマゴであれば魚に切られる事はありませんよ!
安心して、ゴリ巻きしてくださいw
前提条件
【渓流ルアー釣りのフィールド】里川・中流域~上流域の渓流
私行っているフィールドのような、中流・上流の山岳渓流でこんな場所では有効です。里川とかキャスティング距離が短いとこでも大丈夫です。本流域とかになると、ちょっと状況が変わってくる可能性があります。
【平均サイズ】18㎝~23cm 尺イワナも希にいる程度
本流でのルアーフィッシングのようなブラウン・レインボーがかかった時や尺越えのマス等は早巻きすると切れます。平均サイズが18㎝~23cm程度が良く出る渓流であれば、この方法が有効です。
つまり、キャスティング距離がせいぜい20m程度=巻き取りの距離が短いエリア。
標準サイズ(20cm台)の魚のサイズが頻発する渓流という事です。
バラしの定義
先ず、バラすの定義から揃えていきたいと思います。
私の『バラし』の定義は、
『魚の重みを感じてからキャッチまでの間に魚が逃げる事』
と定義します
渓流ルアーフィッシングのプロセスとしては、
①キャスティング ②トゥイッチで誘い出す ③魚が追従 ④ルアーにアタック ⑤魚がルアーを引っ張る ⑥フックが刺さる ⑦魚を寄せる&魚が暴れる ⑧魚をキャッチする
とこんな感じです。このプロセスの中の5番から7番の間で魚が逃げてしまう事を私は『バラし』と呼んでいます。
『バラし』の原因
バラしの原因をプロセス毎に見ていきましょう
バラシの原因 1. フック(針)
魚の重みを感じてから、フックがしっかり引っかからずにバレてしまう原因はフックです。フッキングが原因と言う方もいらっしゃいますが、初心者場合はほとんどの原因がフックにあると思ってください。
フッキング不要と書きましたが、タックルシステムに少し変わってきますが、私がお勧めする初心者向けのタックルであればフッキングは通常サイズの渓流魚であれば不要です。
タックルシステム:ロッド(柔らかい)+ナイロンライン(柔らかい)+通常の付属フック(小さい)
詳しくは初心者にお勧めタックル編をご覧ください
何故、フッキングではなくフックが原因になるのでしょうか?
ロッドが柔らかい為、先ず魚がくわえた瞬間から魚の逃げる方向に追従します。フックがうっすらかかっている状態です。ここで外れる原因はフックの先端が滑ってしまっている状態になります。次にラインもナイロンラインの為、魚の動きに敏感に追従していくロッドシステムになります。
つまり、フックさえ滑らなければ、ロッドの弾力で岩魚や山女、アマゴのような渓流魚の口であれば自動でフッキングされます。渓流魚の口は非常に柔らかいので通常のフックであれば強い力を加えなくても、魚の引っ張りで刺さります。
逆に、強いフッキングは渓流魚の口を切ってしまい『バラし』の原因になりますので、初心者の方はびっくりして強いフッキングはしないでくださいね。
ルアーフックのチェックポイント
良いフックは爪にも引っかかります。
新品のフックは微細な凹凸でもしっかりと引っかかる為、魚の口に触れれば大体はひっかかります。容易に想像ができると思います。
ルアーのフックは根掛かりをしたり、ルアーチェンジの際には必ず爪に引っかかるかチェックする習慣を身につけましょう。
劇的に『バラし』数が減少すると同時に『キャッチ数』が劇的に伸びます。
バラシの原因 2.ラインのテンション緩み
ちょっと、時間がきてしまったので後日記載します・・・
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