【お悩み】 ■渓流ルアーフィッシングを始めたいけど、どんな道具(タックル)を揃えればいいの? ■とりあえず、渓流釣りを安く・簡単に始めたい
渓流釣りに興味を持った際に、私も同じ事を思っていました。何を揃えればいいの?渓流釣りの道具って結構高そうだな。続けるかどうかまだわからないから、とりあえず費用は抑えたい(1万円以内)!こんな感じで調べ始めました。
調べていくと、難しい用語や理屈が多く正直正解がわからないままなんとなくタックルセット(リール・竿・糸のセットの事)を揃えた記憶があります。
【記事の内容】 ここでは、これから渓流を始めたい!って方が迷わない、費用対効果を考えたタックルセットをご紹介します。 師匠のいない私が失敗を重ねて結局これがベストセットと考えている道具を紹介します。
私が大好きなこんな写真の渓流で岩魚、山女、アマゴを釣りたい!!って方に向けてのタックルセットの記事です。本流や開けた里川等に行きたいって方はちょっと道具が変わってきますので参考にならないかもしれないです。
渓流ルアーフィッシングに必要タックルセット
タックルセットとは、ロッド(釣り竿)、リール、ライン(糸)、仕掛け等の魚を釣る道具の事を言います。シンプルに『タックル』と言われたり『タックルシステム』と呼ばれたりします。
渓流ルアーに行くのに必要なものはたったの5個
- ロッド(釣り竿)
- ライン(糸)
- リール
- スナップ
- ルアー(スピナー・スプーン含む)
まずはこれだけ揃えれば、渓流ルアーフィッシングに行けます。
初心者向けなのでシンプルに安く組んであります。私が初心者のころを振り返ると、技術に追いつかないタックルを使い、全然釣れなかったのを思い出します。
私が、初心者の方と一緒に渓流釣りに行くときに貸す、本当に使いやすいセットになってます。タックルセットが原因でトラブルが多く渓流釣りが嫌いになる人もいるくらいなので、本当にこれはお勧めです。
初心者のタックル選びの基本ポイント
渓流タックル選びのポイントは、機動力を高めトラブルを減らし魚へのアタック回数を増やすかです。
そこで重要になってくるのが、次の3点です
・投げやすさ(ロッドの長さは4フィート:1.2メートル): ・重さ(主にロッドとリール) ・ライントラブルの少なさ(糸の絡まりや、切れによる結びなおし)(主にリール)
まずはこの3つです。
私のお勧めする上の写真のような渓流は、両サイドには木や草等が生い茂っています。また、上にも木が出っ張っていたり、下からは岩が出ていたりします。
こういう状況において、ロッドの長さが非常に重要になります。
竿が長いと投げられない、木や草にルアーが引っかかってしまう等トラブルがおきますし、草木の間を潜り抜けて移動していくので、ロッドが長いとひっかけてしまったりして機動力が落ちてしまいます。こういったトラブルが頻繁に慣れてない初心者の方は続いてしまい、渓流釣りが楽しくなくなってしまいます。
最初に私が使ったのが6FTの竿で同じような事が頻繁に起こり、嫌になってしまいました。その日初めてでも釣れたのでまた行こうと思えたのですが、釣れなかったらやめていたかもしれません。
今では色々な理由から5FTのロッドを使っていますが、初心者の方はもっと短い方がトラブルが少なく機動力が上がるため釣果が長いロッドよりも確実にあげられます。
タックルセットの重さに関しましては釣果とは直接関係ないですが、釣行時間(釣りをしている時間)が6時間程になります。それを渓流を登りながら行っていくので、タックルセットの重量と比例して疲労がジワジワとたまっていきます。
この理由から、タックルセットの重量は軽ければ軽い方がいいです。重量を気にするのはロッドとリールですが、ロッドの長さよりも優先度は低いです。
最後に、ライントラブルの少なさです。これは実際に行ってみないと実感はできませんが、ここでは絶対にスピニングリールをおすすめします。
リールには2種類、ベイトリールとスピニングリールがあります。それぞれ違いがあり、私は両方使いますが、初心者の方はライントラブルが少ないスピニングリールを使用してください。
キャストとコントロールがしやすいのはベイトリールですが、バックラッシュ(リールの糸巻きの所で糸がグチャグチャになる現象)と言うライントラブルがキャストミスをすると起こります。また、渓流ルアーは軽いのでそれが頻発します。詳細は別途記事で書きますので、ライントラブルの少ないスピニングリールでアタック回数を維持してください。
初心者の方渓流釣りの服装については下の記事で書いていますので、是非そちらも参考にしてみてください
ロッド(釣り竿)
渓流釣り初心者のおすすめロッドは『鱒レンジャー』シリーズのこちら
『鱒レンジャー Next SP40』 ¥2500円くらいです。
初心者の方が渓流ルアーを始めるなら、100%断言できます、これ一択です!!
初心者の渓流ロッド選びの最重要ポイントは『長さ』です ・長さ(4ft~5ftまで)
このロッドの何が初心者にとっていいのかの理由は長さが4FT(1.2メートル)で、非常に短い為、機動力を高めやすく、さらに素材が非常に頑丈でしなやかで折れにくい『グラスソリッド』であるという事です。そしてなんといっても価格が激安です。
渓流釣りは転んだり、木にロッドの先をひっかけたり、岩にぶつけたりしてロッドを折ってしまう事がありますが、このロッドはほとんどその心配が無いと言っても過言ではないくらい丈夫ですので安心して初心者の方でも釣行をすすめられます。
いきなり1万円を超えるロッドで折れたりしたら、立ち直れません・・・・w
道具を気にせず釣りに集中できるこの鱒レンジャー本当におすすめです。
なんだか、安すぎて不安です。デメリットは無いですか?
鱒レンジャーのデメリットはもちろん渓流ルアーを行う上では沢山有ります。私は初心者にはお勧めしますが、渓流釣りにが好きになった人にはお勧めしません。一緒にいく初心者の方にも、好きになったら即卒業してもらうロッドです。
しかし、岩魚・山女・アマゴと言った渓流魚を釣るにはまったく問題ないロッドで、ロッドの柔らかさかも非常に引きごたえが味わえて本当に良いロッドです。
余談ですが、Youtubeで『鱒レンジャーを使ってマグロを釣る』動画が上がっています。これを見てもわかる通り、しなやかさ・頑丈さ申し分ないです。
本当のロッド選びの方法は別途記事を書かせてもらいます。
リール(スピニングリール)
初心者の方におすすめのスピニングリールは2種類ありますが、選ぶ基準としては
『エクストラハイギア/1000~2000番程度の大きさ/シャロースプール(スプールは変更できます)』の要素を満たしていれば大丈夫ですl
■釣り自体も初めてする方用でコスパ超重視したリール『シマノ 17 セドナ C2000HGS』¥5000程度
■海釣りをしていて、渓流釣りも始めたい方用『ダイワ レガリス LT2000S-XH』\7000程度
10個程持っていますが、上記2点が結局全体的なバランスが良いのと、渓流ルアーを行っていくうえで、ロッドとは違い中級者になっても使えるという中長期的な視点でお勧めです。
リールって糸を巻くだけだから、もっと安いのでもよくない?
この疑問は私も持ちました!!
結論は、安いリールでも釣りはできますが、渓流ルアーフィッシングを行うのであればやめた方がいいです。
渓流ルアーを行う上でのリール選びのポイントは主にこの3点になってきます
【リール選びポイント】 ・糸巻量の多さ(ギア比で変わってきます) ・スプールの深さ(糸を巻くところの深さ:対して重要ではないです) ・リールの番手(リールの大きさ)
糸巻量の多さ(リールのギア比)
リールにおける糸巻量とはリールのギア比の事で、リールのハンドルを1回転させたときに何回スプールが回転するのかを表したものです。簡単に表現すると、ハンドル1回転で何センチ糸を巻くことができるのかというのを表しています。
ギア比は大きく:ローギア、ハイギア、エクストラハイギア
の3種類に大別されています。他の方が詳しく書いている記事もございますので、ここでは省きます。
渓流ルアーフィッシングでは流れの中にルアーを投げるので、糸を巻き取るスピードが非常に重要になってきます。糸の巻き取りが遅いと、糸がたるんだ状態になり、ルアーが泳がない、そこに引っかかるといった事になり、かなり釣果に影響を及ぼしますので必ずエクストラハイギアという糸巻量の多い種類のリールを購入してください。
スプールの深さ
スプールの深さはそれほど重要ではないですが、シャロースプールだとメインラインが少なくなってきた際、キャスト時に放出されるラインが、下巻き糸とメインの糸の結び目にひっかかり糸が切れてしまうといったトラブルが時々ありますので、トラブル回避の目的でおすすめします。また糸の交換も手軽にできますし、リールのスプールの回転がスムーズになるといったメリットもあります。予備のラインは釣行時に必ず持って行ってくださいね。
リールの番手
リールの番手は渓流ルアー釣りでは2000番程度で十分です。この番手は何を意味しているかと言いますと、リールの大きさです。しかしメーカーによって統一の規格ではないので目安としてください。
リールの大きさが大きくなると、重量が増えてくるので2000番程度の200グラム以下の重量のものがお勧めです。糸巻量にも番手は影響してきますが、渓流ルアーフィッシングでは20m前後飛ばせれば十分なので、重量が比較的軽く、その後のロッドとのバランスを考えて2000番をおすすめしています。
渓流釣り専用で本流や開けた里川は一切いかないと決めてしまうなら、1000番の小さいリールの方が重量も軽くなるので良いと思います。初めての渓流釣りで今後の釣りの広がりを考えるとやはり、2000番がお勧めです。
上で紹介した二つのリールは私も最初に買ったのですが、今でもマルチに活用しています。本流のブラウントラウトに行くときにレガリスを使ったりしてますよ。
ライン(糸)
ラインは渓流ルアーフィッシングにおいて非常に大事な要素です。初心者の方は2点だけ気にして揃えて下さい。
【ライン選びのポイント】 ・見やすいカラーである事 『カラーライン(グリーンかピンクがお勧め)』 ・太すぎない事 『ナイロンライン 4lb(ポンド)』
私のおすすめラインはこれです。初心者の方はこのラインさえ巻いておけば十分です。
ラインは、どこにルアーがあるかの目印になりますし、どこにルアーを投げたかがわかりますので絶対にカラーラインにしてください。透明ラインの方が魚に気づかれにくい等のメリットはありますが、しっかりと投げたい場所に投げて、ルアーの動きや川の流れがイメージできそのイメージ通りに引けるようになってから考えればいいと思います。
透明ラインより、どこに投げて、自分がどのようにルアーを引っ張て来ているかを知る事の方が圧倒的に釣果につながりますので、こちらを優先させてください。
透明のラインは全く見えないので、根がかり等のトラブルの原因になりますので避けましょう。
ラインの太さは、水の抵抗に係ってきます。もちろん細い方が良いのですが、魚とのファイトが難しくなるので、最初は4LB程度のラインで始めてください。うまくなってきたら、ラインの太さを落としてもいいと思います。私も3LBを使ってます。
最後にラインの種類の話を簡単にします。
渓流ルアーフィッシングにはナイロンラインとPEラインというの2種類のラインを主に使用します。それぞれ特徴があるので、また記事に書きたいと思います。魚のバラシが増えてきたな、ルアーをもっと動かしたいとなったら、PEラインにチェンジしてください。
最初は絶対にナイロンラインです。PEラインは擦れに弱いためショックリーダーと呼ばれる別の糸を結束する必要があり、少し手間です。最小限のトラブルで最初は抑えたいのと、ナイロンラインは強度もそれなりにあり、伸縮性能が高い為、フッキングが自動で行われますので初心者にとっては釣果を稼げる要因にもなります。
スナップ
スナップとは、ラインの先端とルアーを取り付けるパーツです。
そんなにここには理屈がないので、小さめのフックを買ってくださいとしかないです。
私が、使っているこのフックはこれですので、よかったら使ってみてください。大きくなければなんでもいいですw
ルアー
渓流ルアーフィッシングで使用する主なルアーには、スピナー、スプーン、ミノーの3種類があります。
まずは、これを揃えて欲しい定番はこれです
【スピナー】
初心者の方が釣果を上げるなら、これが一番です。必ずこれは持っておいてください
カラーはお好きなカラーで大丈夫です。重さは、3.5g 4.5gがベストです。
【スプーン】
カラーはお好きなカラーで大丈夫です。4gと7gがあると使いやすいです
【ミノー】
渓流ルアーフィッシングに私がはまった要因の一つがルアーの美しさです。少し技術がないとうまく動かせませんが、これから始めるなら、絶対に持っておきたい2つです。比較的初心者の方でも釣果が出せる私の厳選の2つです。
背中の色は蛍光色のものを選ぶようにしてください。
背中の色は蛍光色のものを選ぶようにしてください。
渓流ルアーの使い方
何がどう違うの??
そもそも、どうやって使うの?
スピナー
先ず最初は、スピナーから始めてください。スピナーはブレードと言われる鉄のプレートが巻くと水の抵抗でぐるぐる回ります。その光と波動で魚が気づき追いかけてきます。
これは、初心者の方には非常に使いやすく、ただ投げてブレードの回転を感じながらリールを巻くだけです。もしブルブルを感じられなければ巻スピードが遅すぎますのでもっと巻スピードを上げてください。
【スピナーの使い方ポイント】 ブルブルを感じながら巻く事!!
スプーン
スプーンは昔からある薄い楕円形の金属を曲げたものです。スプーンは着水からヒラヒラとフラッシングしながら沈み、リールを巻くと、クルクルと魚のように泳いできます。その為、スプーンの使い方もスピナーと同様に投げてただ巻くという使い方が基本になってきます。
全てが金属なので、沈みも早いため浅瀬で重いスプーンを使ってしまうと根がかりを起こす事もありますので、投げたら即巻く!これを徹底してください。深場は逆に少し待って底に着く直前まで落としてから巻く事を意識しましょう。
スプーンも流れのスピードよりも巻くスピードが遅いと全く動かず自分の手元に戻ってきてしまい釣れません。スピナーのようなブルブルサインはないので、ラインがしっかり張っているかを確認するか、巻いているときにスプーンの重さを感じられているかをロッドの先端でみて巻いてください。
ミノー
渓流ルアーフィッシングの醍醐味はミノーと呼ばれる魚に似せて作ったルアーで、魚にスイッチを入れ追ってきた魚を食わせるあの興奮にあると思います。
ルアーには非常に多くの種類があり、私はハンドメイドで自分の思った動きを追求し始めたほどこのルアーというものの理屈の多さと奥深さにハマってしまいました。
ミノーに関しましてまたハンドメイドルアーの記事で多く記載していく予定です。
初心者の方は、こちらも投げて巻くだけで最初は釣れるます、変な動きを入れずやってみてください。先ほど紹介した『もののふ』『D-compact』はただ巻き(リトリーブと言います)でしっかり泳ぐミノーですので、水の流れよりちょっと早く巻くとブリブリ魚のように泳ぎます。
背が蛍光色のミノーを選んで頂ければルアーがしっかり目視できますので動きを確認しながら巻きスピードを調整してください。
まとめ
初心者の方が、これだけ揃えれば良いというタックルセットを紹介させて頂きました
道具選びのポイントは機動性、トラブルを減らし、結果アタック回数を増やすという事です。
そのバランスの一番取れたセットを紹介させて頂きました。
【ロッド】4フィート程度 グラスソリッド素材
【リール】2000番程度のエクストラハイギア/ハイギアモデル
【ライン】ナイロン製のカラーライン 4LB
【フック】小さければなんでもいい
【ルアー】スピナー(3.5グラム、4.5グラム)・スプーン(4グラム、7グラム・ミノー(35㎝~50㎝ 5グラム)
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それでは、きれいな渓流にいって綺麗な渓流魚を釣ってください。
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